1. |
妊婦の定期健診で行っていることは? |
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リストを作っているが、それぞれの段階 ・月齢で決めたことをしている。 |
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2. |
ネウボラの職員の資格は? |
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病気にならない予防士。
高校卒業後、専門学校で2〜3年の勉強をして資格を取る。 |
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3. |
資格のための教育内容は? |
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看護士の資格と違うところは、健康な母親であるため、健康を維持するための、あるいは様々な病気を予防するための知識と技術を学ぶ。 |
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4. |
家庭訪問はしているか ( 訪問の目的 ・内容 )? |
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できるだけ行く。
主に、妊娠の最後頃、母親と赤ちゃんが家に帰る1週間以内に。2ヶ月頃に。 |
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5. |
虐待予防としての取り組みはしているか ( 内容 )? |
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うまく子どもを育てる方法等を書いた冊子を作ってすべての妊婦に配布している。 |
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6. |
母親が虐待を受けていることが見つかることはあるか? |
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ここでは、言えない。 |
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7. |
労働環境はどうか ( 一人当たり何人を受け持っているか )? |
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年間40−50人の母親 ( 新生児 )と子ども200人位を担当する。忙しい。
ストレスは時々ある。 |
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8. |
保育所との連携のシステムは? |
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親になっていく教育から、ネウボラと保育所が連携している。 |
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9. |
産院 ( 病院 )との連携のシステムは? |
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母子手帳を介して連携する。 |
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10. |
プレ ・スクールとの連携のシステムは? |
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保育所と同じ。 |
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11. |
小学校との連携のシステムは? |
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どの学校でも看護師がおり、そこに情報が行く。 |
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12. |
病院の選択、出産方法の選択はどのようにしているか? |
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決められたエリアのなかにある病院から自分で選べる。
出産方法は、欲しいと思ったら痛みを和らげる注射や薬をもらう。
陣痛促進剤は使わない、自然分娩。
100%病院で生まれる。
85%普通分娩。15%帝王切開。 |
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13. |
出産後の母親のケアの方法は? |
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両親が面倒をみるように持って行きたいから、手を出しすぎない。
アドバイスはするが、替わりにすることはしない。 |
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14. |
緩んだ膣を元に戻すための器具については? |
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聞いたことはない。 |
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15. |
1つの病院と1つのネウボラがどの面積、人数をcoverしているのか? |
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3歳以下と3歳以上の部屋が分かれている。 |
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16. |
どこが統括しているか? |
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基本的には市が。 |
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17. |
病院で検診する妊婦とネウボラで検診する方の違い、比率、受診者が選択できるのか?どのような方が選択するのか?
内科的合併症、精神科的合併症など持つ妊婦は? |
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基本的には全員がネウボラで。
人によって、高血圧だったりしてもネウボラに来るが、子どもにどんな影響があるかを聞きに2、3回病院に行く。 |
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18. |
医師、保健師、看護師、助産師などの年収は、他の職業と比較してどの程度? |
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→ |
差がない。医師は高い。
夜や朝働くことで上がる。 |
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19. |
医師の女性比率は? |
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半分以上が女性。 |
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20. |
保健師、看護師、助産師の女性比率は? |
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ネウボラには男性は入っていない。
ヘルシンキには男性の助産師が3人いる。 |
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21. |
入院中、退院直後の新生児のケアは?
例えば、何日間入院?
新生児黄疸の時期は越えて退院?自宅で検査?訪問? |
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→ |
赤ちゃんは48時間して小児科の検診が終わらないと帰れない。
同じ部屋に入る。
そこでケアの仕方を学ぶ。
黄疸の場合は退院できない。 |
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22. |
胎児の超音波検査の有無、回数、医師がしているか?
助産師?保健師?検査技師? |
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→ |
2回病院へ行って超音波を受ける。 |
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23. |
親子手帳 ( 母子手帳 )に似たものがあるのか? |
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ある。(ただし、出生後は別の手帳で男の子はブルー ・女の子はピンク。) |
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24. |
夫と受診することは多いのか? |
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夫婦で受診することが多いし、赤ちゃんを連れて父親だけで来ることもある。 |
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25. |
里帰り分娩の比率は? |
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→ |
こんなものはフィンランドにはない。(多分、日本の悪習といわれるのでは?) |
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26. |
夫の立会い分娩の比率は? |
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→ |
90%。夫と二人で産むのが普通。最後まで二人で。 |
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27. |
母乳哺育の率は? |
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わからないが、半年間は頑張って母乳を出してみる。 |
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28. |
母乳バンクはあるか? |
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でない母親のためにバンクを使う。 |
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29. |
妊娠中の女性、子育て中の女性への支援に関する社会的リソースの情報の伝達方法は? |
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ネウボラに来てもらったり、訪問したり、電話で行われるものもある。 |
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30. |
周産期医療にともなう過重労働、医療訴訟などの状況は? |
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医療訴訟は世界で一番少ない。裁判等は聞いたことがない。
病院のストレスは、大きい。看護師は疲れている。 |
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31. |
妊娠中絶の割合は? |
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2006年に60,000人子どもが産まれ、10,000人中絶をしている。
20歳以下は少ない。20−24歳が一番多い。 |
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32. |
ネウボラの制度が導入されたのはどういうプロセスか? |
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1940年代からはじまっているが、法律に位置づけられたのは72年から。 |