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子育て支援5人組
子育て支援5人組 共同保育の効果



2012年度 「ちぃとはなそうやぁ」の予定 (詳細は大学のHPに記載予定)
 
福山市立大学教育研究交流センター主催
ふくやま共同子育て 「 ちぃとはなそうやぁ 」
〜 見守りあいつつ子育て見つめなおし体験 〜

 「 ちぃとはなそうやぁ 」 とは?

私たちはこれまで、子育て中のおかあさんが感じている育児不安や育児ストレスについて研究を行ってきました。

その結果、就労の有無にかかわらず、多くのおかあさんが育児ストレスを感じていることがわかりました。

子育て中のおかあさんたちの多くが感じている育児ストレスを、どのように解消していくお手伝いができるかが、現在の私たちの研究の主題となってきています。 ( 今回も子育て中のおとうさんたちごめんなさい。 )

これまでの研究成果の一つとして、ストレスを感じているおかあさんたちが上手にリフレッシュできていないことや、ストレス解消につながるはずの、同様なストレスを感じているおかあさん同士のコミュニケーションの少なさが問題としてあげられました。

私たちが、子育て中のおかあさんたちにリフレッシュの機会と時間、そしてコミュニケーションの場を提供するお手伝いができればよいのではないかと考えました。

そのために企画したのが、ふくやま共同子育て 「 ちぃとはなそうやぁ 」 です。

全8回のうち第1回と最終回には、アンケートへのご協力をお願いします。

2012年秋の実施をめざして今検討しています。




2009年度 福山市立女子短期大学の 「ちぃと待ちようてぇ」
   
福山市立女子短期大学研究教育公開センター主催
ふくやま共同子育て 「 ちぃと待ちょうてぇ 」
〜 見守りあいつつ親子分離体験 〜

 「 ちぃと待ちょうてぇ 」 とは?

私たちはこれまで、子育て中のおかあさんが感じている育児不安や育児ストレスについて研究を行ってきました。

その結果、就労の有無にかかわらず、多くのおかあさんが育児ストレスを感じていることがわかりました。

子育て中のおかあさんたちの多くが感じている育児ストレスを、どのように解消していくお手伝いができるかが、現在の私たちの研究の主題となってきています。 ( 今回は子育て中のおとうさんたちごめんなさい。 )

これまでの研究成果の一つとして、ストレスを感じているおかあさんたちが上手にリフレッシュできていないことや、ストレス解消につながるはずの、同様なストレスを感じているおかあさん同士のコミュニケーションの少なさが問題としてあげられました。

私たちが、子育て中のおかあさんたちにリフレッシュの機会と時間、そしてコミュニケーションの場を提供するお手伝いができればよいのではないかと考えました。

そのために企画したのが、ふくやま共同子育て 「 ちぃと待ちょうてぇ 」 です。

山口の 「 まっちょき 」 のアイデアで、福山で も取り組んでみようと思います。

具体的には、まず、子育て中のおかあさんたち5人ずつでグループを作ってもらい、一週間おきにふくやま子育て応援センター分室の 「 あそびの広場 」 に集まってもらいます。

そして、あらかじめ決めておいた順番に従って、5人のおかあさんのうち3人が5人のお子さんを預かります。

残りの2人のおかあさんには、お子さんを他の3人のおかあさんに預かってもらっている1時間程度の間、買い物や習い事など自由に過ごしていただくというものです。

おかあさん方には順番にリフレッシュ時間を持っていただくことになります。 ( 研究教育公開センターからひとりは常時広場にいます。 )

全8回のうち第1回と最終回には、アンケートへのご協力をお願いします。


















  2008.7. in Switzerland (スイス・ルツェルン国際家政学会会場近くにて)
 
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子育て支援5人組

      
子育て支援5人組 共同保育の効果



「 広島県福山市における子育て支援ニーズと共同保育プログラム 」について、研究結果を報告します。

 研究内容

【 研究者 】
福山市立女子短期大学 正保正惠
福山市立女子短期大学 田丸尚美
  広島大学 平田道憲
  広島大学 今川真治
(敬称略・順不同)

【 研究題目 】
その1 ニーズ実現のための共同保育プログラムと参加者のリフレッシュ
その2 母子分離を通して見られる親子のかかわりの変化
報告その1 ニーズ実現のための共同保育プログラムと参加者のリフレッシュ

【 背 景 】

--- 広島県福山市における子育て支援ニーズについて ---

2008年度 日本家政学会中国・四国支部研究会における3本の発表
( 福山市3歳児健診におけるアンケート結果にもとづく研究結果 )
その1 「 専業主婦像の変容と新しいニーズ 」
その2 「 育児不安とリフレッシュとの関係 」
その3 「 子育てにおけるタイムプレッシャ 」

2009年度日本家政学会中国・四国支部研究会における1本の発表
    「 コミュニケーションとリフレッシュのためのプログラムと効果 」

 2008年度のアンケート調査の概要

 
福山市保健所の3歳児健診の案内時にアンケートを同封し、健診時に回収。
調査時期 2008年7月〜8月
配布数 480
回収数 376
回収率 78.3%
そのうち、回答者が母親で、育児不安項目(※1)欠損のない、319票を分析の対象とする。

(※1)
<< アンケートにおける育児不安尺度 >>

牧野カツコ(1982)「乳幼児を持つ母親の生活と〈育児不安〉」家庭教育研究所紀要,3,34-56
より参照
「育児に関わるポジティヴな感情を問う6項目」、「ネガティヴな感情を問う8項目」
からなる不安尺度を作成

(1) 朝、目ざめがさわやかである
(2) 考えごとがおっくうでいやになる
(3) 生活の中にゆとりを感じる
(4) 子どもがわずらわしくて、イライラしてしまう
(5) 自分は子どもをうまく育てていると思う
(6) 子どものことで、どうしたらよいか わからなくなることがある
(7) 子どもをおいて外出するのは、 心配で仕方がない
(8) 自分一人で子どもを育てている のだという圧迫感を感じてしまう   
(9) 毎日毎日、同じことの繰り返ししかしていないと思う
(10) 子どもを育てるためにがまんばかりしていると思う


<<育児不安得点 >>

上記回答結果を得点化し、育児不安得点として分析

平均得点 2.492点
2.50点以上 育児不安高群
2.49点以下 育児不安低群


 
 2008年度の研究から見えてきたこと


専業主婦の母親の育児不安が高く、有職の母親の育児不安が低いという結果は得られなかった。
専業主婦の母親が感じる育児不安と有職の母親が感じる育児不安が異なる可能性が示唆された。
育児不安の高低と育児リフレッシュとの関連はみられた。
育児不安の高い母親は、とくに常時のリフレッシュを望み、テレビや飲食などによってリフレッシュを図る比率が高かった。
 
 
 2008年度における「課題」


母親の職業の有無による育児不安のなかみの相違の検討
有職の母親のタイムプレッシャを減少させる方策の検討
専業主婦の育児不安を減少させるためには何が必要かの検討
育児リフレッシュを政策的にどのように提供していくかの検討


 
 2009年度の研究


1歳半健診時における調査
2008年度の3歳児健診時との比較
オリジナルプログラムの設計・実施


 
【 目 的 】

地方中核都市である福山市において、このような育児ストレス・不安をもつ親たちのために実験的に、
母親同士のコミュニケーションとリフレッシュ、母子分離体験とを同時に得ることができるオリジナルのプログラムを設計・実践し、その効果を検討する。



【 方 法 】

(1) 2008年度のアンケート結果に基づき、プログラムを設計する。
(2) 福山市内においてプログラムを実施
(3) その際、
 @  全8回のうち第1回目にあらかじめ健診時と同様のアンケート調査に記入をしてもらい(プレアンケート・pre)、最終回にもう一度同じ内容のアンケートに答えていただき(ポストアンケート・post)、その変化を見る。
 A  最終回にインタビュー調査を実施し、内的な変化や具体的な問題を聴きとる。


   【 結 果 】

プログラムを2009年春に2講座実施、秋に1講座実施

@ ふくやま子育て応援センター  3組の親子 ( 2009年春 )
A 駅家倉光コミュニティ  3組〜5組の親子 ( 2009年春 )
B ふくやま子育て応援センター 10組の親子 ( 2009年秋 )

「ふくやま子育て5人組 ちぃと待ちょうてぇ」
              ↓
順番にリフレッシュとコミュニケーションをとる
 


<< 「ちぃと待ちょうてぇ」実施内容 >>
実施回 活 動 参加者(5人組)スケジュール
( ○印:リフレッシュする人 )
参加者
参加者
参加者
参加者
参加者
第1回
準備
趣旨説明、アンケート記入
自己紹介
講演「 リフレッシュと子育て 」
情報交換
初顔合わせ・
アンケート記入
第2回
講演「 共同保育と母親の自己肯定 」
情報交換
相互交流
第3回
講演「 タイムプレッシャと子育て 」
リフレッシュ1回目
ワークショップ・リフレッシュ
( リフレッシュ開始 )
第4回
講演「 共同保育と子どもの発達 」
リフレッシュ2回目
ワークショップ・リフレッシュ
第5回
講演「 共同保育と親子関係 」
リフレッシュ3回目
ワークショップ・リフレッシュ
第6回
講演「 共同保育と親教育 」
リフレッシュ4回目
ワークショップ・リフレッシュ
第7回
講演「 親子の感情ワーク 」
リフレッシュ5回目
ワークショップ・リフレッシュ
第8回
まとめ、アンケート記入
ワークショップ・今後に向けて
最終回・
アンケート記入

 2009年春のプログラムの結果

 育児不安得点の変化
   
4人の母親のうち2人の育児不安得点は、昨年度調査の育児不安得点の平均値より低く(不安低群)、2人は高かった(不安高群)。
4人の母親のうち、もともと不安得点の低かった1人(母親B)のみ、postに育児不安得点が上昇した。



  リフレッシュしたいと思うとき
   
<< 「リフレッシュしたいとき」の選択項目数 >>

4人の母親に選択された項目の延べ数は、
preでは9項目だったものが、postでは12項目に増加した。
選択項目数の増加は、4人の母親のうち3人でみられ、母親Cでは変化がなかった。
<< アンケート内容 >>
(1) 子どもがいうことを聞いてくれないとき
(2) 子育てについて不安なとき
(3) 自分が思っているように、仕事や家事などの
物事が進まないとき
(4) 孤独感や、社会からの孤立感を感じたとき
(5) イライラして子どもに当たりそうになったとき
(6) 上手に気分転換している人を見たとき
(7) 以前に、気分転換を行って楽しかったことを
思い出したとき
(8) その他(     )



 リフレッシュによって変化したこと
   
<< 「リフレッシュによって変化したこと」の選択項目数 >>

<< アンケート内容 >>
(1) 子育てに対する不安が減った
(2) 大変な思いをしているのは、自分だけではないと思った
(3) 子育てだけでなく、すべてにおいて気分が楽になった・明るくなった
(4) 誰かに頼ってよいのだと思った
(5) 育児をより前向きにとらえられるようになった
(6) 以前よりも、子どもに寛容になった
(7) 自分らしさを思い出した・自分らしさを感じることが出来た
(8) 気分転換や切り替えが上手になった
(9) 特に変化していない
(10) リフレッシュをしていない
(11) その他(     )




 プログラムの改良

時期や個性に配慮した改良が必要 → 2009年秋プログラム

基本的には8回
福山市広報による募集(福山市立女子短期大学の事業として) → 10人確保
人員の増員3人  → 6人(学生含む)
 



 2009年秋のプログラムの結果

  毎回の感想のKJ法による分類
   
毎回の講話よりもリフレッシュと残り組での会話についての感想が多く、この体験が印象的であったことがわかる。

「リフレッシュできて気分転換になりました。」
「大勢で子どもをみると何とかなるもんだと思いました。」
「今日は皆さんとゆったりお話しすることができて良かったです。」



  育児不安得点の変化
   
育児不安値が2008年度の平均よりも高い母親が多く参加していた。
pre・postの結果の得られた母親8名のうち、比較的高かった4名の育児不安値が下がり、低かった4名が上がるという結果になった。



 リフレッシュしたいと思うとき
   
<< 「リフレッシュしたいとき」の選択項目数 >>

一人を除いて、「リフレッシュしたいと思った時」が減り、春の講座とは対照的な結果となった。
講座によってある程度のリフレッシュができたことによると考えれば、改良の成功といえるか。



  リフレッシュによって変化したこと
   
<< 「リフレッシュによって変化したこと」の選択項目数 >>
一人を除いて、あまり変化が見られず、負担感などにはあまり変化が見られなかった。
毎日の生活に戻れば、負担感は変わらないのであろうか。



 最終回インタビューの分析(2009年秋のプログラム)

最終回に参加した6名に子育て環境、育児で困ったこと・悩み、この講座への意見をそれぞれ自由に語っていただき、これらのインタビューを録音し、テープ起こしし、テキストデータ型解析ソフト「ワードマイナー」(以下WM)により分析する。
WMは、テキスト型データを分析するだけではなく、回答者の属性情報を併用しながら、定性情報の中に深く入り込み、その全体像、構造的な特徴や関連を明らかにするもの。
WMの結果によれば、それぞれの参加者が様々な質問項目に答えつつ、「気になっている」キーワードを多用しており、実際にインタビュアーである我々が聞きながらこの方がここにこだわっておられると感じていたことを、「科学的手法」によりマッピングされており、それぞれの参加者への個人的なサポートに役立つ資料となった。
 


<< ワードマイナーによる分析結果 >>





【 報告その1のまとめ 】
共同保育とリフレッシュを目的とした今回のプログラムは、全8回のコミュニケーションによる相互作用を通して、育児不安値が「平準化」される傾向がある。(高かった人が低くなり、低かった人が高くなる。)
極めて数値の高かった母親は、途中から欠席がちになり、参加されなくなった。
最後まで参加した母親は、「リフレッシュ」の必要性と効果を認める内容となった。
最終回のインタビューを分析した結果、参加者は共同保育とリフレッシュを必要とする個別の背景(悩みなど)を抱えていた。
すぐに解決はできなくともそれらを「吐き出し」、お互いに「聴く」ことで理解を深めることができる関係を作るまでの仕掛けづくりとして、プログラムが機能していたのではないか。


【 報告その1の課題 】
今回のプログラムは、共同保育とリフレッシュを同時に取ることができ、画期的なものであり効果も認められたが、研究者が継続的に運営するには場所や時間の確保が困難。
育児不安値に関しては、「平準化」されたが、このことの意味を考える必要がある。
各公民館等で行われている「サークル」や、いつでも立ち寄れる「サロン型」の子育て支援に繋げられないか、検討する必要。
参加されなくなった母親を個別のサポートにつなげる必要がある。




 報告その2 母子分離を通して見られる親子の関わりの変化

【 目 的 】

育児ストレスをもつ親たちのために、実験的に母親同士のコミュニケーションとリフレッシュ、母子分離体験とを同時に得ることができる、オリジナルのプログラムを設計・実践(報告その1における「ふくやま子育て5人組 ちぃと待ちょうてぇ」)。
本報告の目的は、その効果について、プログラム中の5回にわたる母子分離体験場面をとりあげ、3組の親子の姿を通して検討すること。

【 方 法 】

プログラムの特徴  @ 講話でのふれあい
    A 参加者の語らい
    B 母子分離
    C 共同保育

対象 いずれも第一子である3組の親子

資料  ◇ 児が分離に気づいた時
     ◇ 分離中
     ◇ 親との再会時
    上記の3場面を中心に子どもの行動を観察し記録 



【 結果と考察 〜A児 】
A児 (1歳9ヶ月) 分離体験は第4回と第5回
■分離1回目 分離に気づくのが遅く気づいた途端に大泣き。
親が去ったと思われる階段をしきりと指さして 親を探し、最初の抱き手にしがみついて過ごす。
親が戻ると激しく泣いた。 
■分離2回目 分離に気づくのが早くなり、自分で親を追う・指して抱き手を動かす等して親を探した。
抱き手に接していることで泣きやみ、他児の遊びに興味を示した。
A児の母 ( Eさん )
 ◇ この場に十分慣れさせてから分離したいと最後の2回を分離体験として選択。
 
「今日はやっと初のリフレッシュ体験。少しの時間ですが、ゆっくりゆったりと過ごすことが出来ました。」
<< アンケートに見られるEさん >> 
育児不安得点 低得点群。リフレッシュ後に平準化
リフレッシュしたいと思うとき 1項目減るが(4→3)ほぼ変わらず
リフレッシュ後の変化 育児の負担感が減り前向きに考えられる


【 結果と考察 〜B児 】
B児 (1歳7ヶ月) 分離体験は第2回と第3回
■分離1回目 分離に気づかぬまま遊びまわって過ごした。
再会間際に親がいないことに気づいて泣き、親を認めて抱きついた。 
■分離2回目 分離に早く気づき、親を探し回った。
抱き手に抱かれて遊んだ。
再会時は喜びの表情。
B児の母 ( Fさん )
 ◇ 母親は育児休業中、児を預けられるか確かめたいと言う。
 
「親族以外の方にお守りしていただいたのは初体験でしたが、やはり絶好調のようで…。プレ保育できたので、これで安心して仕事に復帰できそうです…(生活は別ですが…)。ありがとうございます。」
<< アンケートに見られるFさん >> 
育児不安得点 高得点群。リフレッシュ後に下降
リフレッシュしたいと思うとき 1項目減るが(2→1)ほぼ変わらず
リフレッシュ後の変化 1項目減るが(3→2)ほぼ変わらず


【 結果と考察 〜C児 】
C児 (1歳) 分離体験は第1回のみ(後半は欠席が多い)
■分離1回目 親が立ち去るのをジ―ッと見ていて泣かなかった。
親が戻っても他の人のなかで遊び続けていた。 
C児の母 ( Hさん )
 ◇ 母親は、子どもとずっと一緒に過ごすのは辛いが、子どもと離れたくないと言う。
 
「みなさんにわが子をみていただくのは申し訳なかったですが、わりきって離れて良かったです。もう少し時間があったらと思いました。」
<< アンケートに見られるFさん >> 
育児不安得点 高得点群。リフレッシュ後も変化なし
リフレッシュしたいと思うとき 5項目から2項目へ下降
リフレッシュ後の変化 1項目増すが(2→3)ほぼ変わらず

(報告その1・2009年秋のプログラムの分析結果)


 育児不安得点の変化
   





 リフレッシュしたいと思うとき
   





 リフレッシュによって変化したこと
   




【 報告その2のまとめ 】
分離後に混乱を示すが、抱き手と接触を維持し親を探す気持ちを表現させていくことで、次第に落ち着き遊びに入る経過をたどった。
離れても親が戻ることを繰り返し経験する中で、混乱が収まりやすくなると考える。
混乱として表現しきれない場合、先行する親子関係等が作用すると考えられた。
分離のしかた、分離中のスタッフの関わり方、共同保育に参画する親にプログラムの前半でどんな先行経験を提供するか等、分離経験が親子関係にもたらす作用を考える上でプログラムを検討できる可能性がある。
この内容は、2010年5月(社)日本家政学会第62回全国大会(広島)にて発表したものです。


















2010.7. 正保宅にて  

子育て支援5人組

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