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母親の育児不安
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認可保育所の「食寝分離」
母親の育児不安
母親の育児不安 1歳半健診にて
福山市保健所3歳児健診時のアンケート結果にもとづく、
「 広島県福山市における子育て支援ニーズ 」に関する研究結果を報告します。
研究内容
「 広島県福山市における子育て支援ニーズ 」
について、以下の内容で研究を行いました。
【
研究者
】
広島大学
平田道憲
広島大学
今川真治
福山市立女子短期大学
正保正惠
広島大学大学院
高瀬智子
【 研究題目 】
その1
「 専業主婦像の変容と新しいニーズ 」
その2
「 育児不安とリフレッシュとの関係 」
その3
「 子育てにおけるタイムプレッシャ 」
「その1」については正保正惠、「その2」については今川真治、「その3」については平田道憲がそれぞれ分析を行いました。
背 景
近年、親を支える人的 ・物的環境の変化はめざましく、従来であれば親類 ・近隣等によって支えられてきた 「 子育て 」は、厳しいものになったといわれて久しい。
育児に悩み、不安を抱く ( とくに )母親の存在が、社会的に注目されるようになり、行政や企業等によって、数々の育児支援策も講じられるようになってきている。
目 的
従来の自発的子育て支援がどこまで残っており、新しい人為的子育て支援がどこまで行き届いているのかによって、それぞれの地域の親たちの育児ストレス ・不安や、子育て支援ニーズは違ったものになっていると思われる。
地方の中核都市である福山市においては、どのような育児ストレス ・不安や子育てニーズがあるのかを探る。
アンケート調査の概要
調査時期
2008年7月〜8月
調査方法
健診の案内と同封して郵送 → 健診場所にて回収
配布数
480
回収数
376
回収率
78.3%
そのうち、回答者が母親で、育児不安項目に欠損のない、319票を分析の対象とする。
本研究における 「 育児不安 」
◎
本研究において、
「 育児不安 」
とは、
「 育児によって生じる心配事や悩み事、社会的孤立や負担感、束縛観などから生じる漠然とした不安感 」
と定義いたします。
◎
【 アンケートにおける育児不安項目の内容 】
(1)
朝、目ざめがさわやかである
(2)
考えごとがおっくうでいやになる
(3)
生活の中にゆとりを感じる
(4)
子どもがわずらわしくて、イライラしてしまう
(5)
自分は子どもをうまく育てていると思う
(6)
子どものことで、どうしたらよいか わからなくなることがある
(7)
子どもをおいて外出するのは、 心配で仕方がない
(8)
自分一人で子どもを育てている のだという圧迫感を感じてしまう
(9)
毎日毎日、同じことの繰り返ししかしていないと思う
(10)
子どもを育てるためにがまんばかりしていると思う
(※)
牧野カツコ(1982)
「乳幼児を持つ母親の生活と〈育児不安〉」
家庭教育研究所紀要,3,34-56より参照
上記10項目について、「よくある」、「時々ある」、「ほとんどない」、「全くない」のなかであてはまるものを選んでいただきました。
◎
上記回答結果を得点化し、
育児不安得点
として分析しました。
平均得点
:
2.492点
2.50点以上
:
育児不安高群
2.49点以下
:
育児不安低群
報告その1 「 専業主婦像の変容と新しいニーズ 」
【 目 的 】
地方中核市である福山市においては、ステレオタイプの女性観が、揺らいでいるなかで、母親の就労状況に焦点を当て、育児ストレス ・不安や新しい子育て支援ニーズを探る。
【 主な結果 】
両親の就労状況
母親の育児サポートニーズ
(複数回答)
父親は、79.6%がフルタイム ( 正社員など )、13.2%が自営業
母親は、15.7%がフルタイム、20.4%がパートタイマー、55.5%が無職(専業主婦)
母親職業と経済的満足感
母親職業と育児不安
パートタイマーに不満が多い.。
専業主婦にまあまあ満足が多い。
母親の職業と育児不安には、差がなかった。
母親職業とコミュニケーション自信
母親職業とコミュニケーションを学ぶ場
コミュニケーションの自信は有意差がなかった。
パートタイマーは行かない。専業主婦は行ってみてもよい。
母親職業とパソコン ・インターネットの
情報アクセスの自信
母親職業と育児ネットワーク
専業主婦はまあまああるが多い。
パートタイマーは全くないが多い。
困っていること
( 自由記述 ・重複あり )
パートタイマーに経済的な悩みが多く、専業主婦に自分型(自己受容に関わる)の悩みが多かった。
【 その1の結論@ 】
◎
専業主婦の特徴として、経済的満足度は他よりもやや高いが、育児で「困っていること」では、自分型(自己受容に関わる)の悩みを抱える記述が目立つ。
◎
コミュニケーションの自信はなくはないが、学ぶ場があれば行ってもよいが多い。
【 その1の結論A 】
◎
パートタイマーの特徴として、経済的満足度が低い。
◎
パソコン等の自信は全くないが有意に多い。
◎
自由記述では、時間とお金の悪循環に悩む声が多く、再就職の情報も求めている。
【 その1の結論B 】
◎
育児不安と職業では、有意差がみられなかったが、自由記述では、その内容に差がある。
◎
子育て支援のメニューを職業別にターゲットを絞ってそれぞれのニーズに合うものにしていく必要がある。
◎
とくに、(福山市においては)、
専業主婦向けの自分型(自己受容に関わる)の悩みを解消する講座、
パートタイマー向けに保育付きの無料パソコン講座等を
行政等が開いていくという支援もあるのではないか。
報告その2 「 育児不安とリフレッシュとの関係 」
【 目 的 】
母親が感じている育児不安と、リフレッシュおよび育児感情との関連性を検証する。
【 主な結果 】
リフレッシュしたいと思うことがあるか
子育て中の多くの母親が、時々ないし常時のリフレッシュを望んでいる。
育児不安が高い人に、常時のリフレッシュを望む人が多い。
リフレッシュしたいと思う時
(複数回答)
「リフレッシュしたいと思うことがあるか」の質問で、
「 いつもしたい 」 、 「 時々したい 」 を選択した人の、
「リフレッシュしたいと思う時」の選択項目数を比較
平均
育児不安高群
(N = 150 )
:
2.89 個
育児不安低群
(N = 143 )
:
2.10 個
(※) N = 該当回答数
↓
高群 > 低群
育児不安が高い人は、「子育てについて不安な時」の割合が高い。
育児不安が低い人は、「以前に、気分転換を行って楽しかったことを思い出したとき」の割合が高い。
育児不安の高い人は、リフレッシュを必要と感じるような、育児ストレスを感じる場面が多い。
リフレッシュの方法
(複数回答)
育児不安が高い人は「テレビを見る」、「食べる・飲む」の割合が高い。育児不安が低い人は「読書」の割合が高い。
リフレッシュによって育児に対する思いや負担感が変化したか
(複数回答)
【
アンケート内容
】
(あてはまる項目をすべて選択)
(1)
子育てに対する不安が減った
(2)
大変な思いをしているのは、自分だけではないと思った
(3)
子育てだけでなく、すべてにおいて気分が楽になった・明るくなった
(4)
誰かに頼ってよいのだと思った
(5)
育児をより前向きにとらえられるようになった
(6)
以前よりも、子どもに寛容になった
(7)
自分らしさを思い出した・自分らしさを感じることが出来た
(8)
気分転換や切り替えが上手になった
(9)
特に変化していない
(10)
リフレッシュをしていない
「変化あり」、「変化なし」に関する回答を
それぞれ合算
「リフレッシュしたいと思うことがあるか」の質問で、
「 いつもしたい 」 、 「 時々したい 」 を選択した人の、
「リフレッシュによって育児に対する
思いや負担感が変化したか」
の選択項目数を比較
平均
育児不安高群
(N = 150 )
:
1.89 個
育児不安低群
(N = 143 )
:
2.24 個
(※) N = 該当回答数
↓
高群 ≦ 低群
育児不安が低い人に、リフレッシュの効果を認知する人の割合が高かった。
育児不安が低い人は、リフレッシュの効果を感じる場面が多い傾向があった。
育児に対する肯定感
育児(子どもを産み、育てること)について、どのように考えているか
(1)
育児をすることは楽しい
(2)
子どもの成長をみるのが楽しみ
(3)
育児によって自分自身も成長している
(4)
育児することで自分の視野が広がる
(5)
育児は家族の結びつきを強める
(※)
牧野カツコ(1982)
「乳幼児を持つ母親の生活と〈育児不安〉」
家庭教育研究所紀要,3,34-56より参照
上記5項目について、回答結果を得点化し、
育定感得点
として分析した。
肯定感得点(5〜25点)
平均
育児不安高群
(N = 160 )
:
20.57 点
育児不安低群
(N = 159 )
:
22.49 点
(※) N = 該当回答数
↓
高群 < 低群
育児不安の低い人は、育児に対する肯定感得点が高かった。
リフレッシュと肯定感
リフレッシュの効果を多く認知する人ほど育児に対する肯定感得点が高かった。
【 その2の結論 】
◎
母親の多くが育児にストレスを感じており、育児リフレッシュを望んでいるが、育児不安の大きさとリフレッシュの効果の認知には関連が認められる。
◎
リフレッシュの効果を多く認知している人は、育児に対する肯定感が大きいことから、リフレッシュの場を提供したり、効果的なリフレッシュの方法などをさらに調査し、啓蒙する支援が必要と思われる。
報告その3 「 子育てにおけるタイムプレッシャ 」
【 目 的 】
母親の生活時間におけるタイムプレッシャ
に焦点をあてる。
「 職業の有無による相違 」、「 育児不安 」
との関連について明らかにすることを目的とする。
生活時間
とは
◆
自宅にいた時間
◆
お子さんとだけ一緒にいた時間
◆
自分で自由に使える時間
◆
育児を含み、炊事・掃除・洗濯・買い物・介護・家庭雑事などの家事労働の時間
タイムプレッシャ(時間に対する心理的圧迫感)
とは
◆
「 時間に追われている 」 と感じることがどの程度あるか
◆
「 自分の行動が何らかの事情によって中断される 」 と感じることがどの程度あるか
【 主な結果 】
生活時間
タイムプレッシャ
自宅にいた時間20時間以上の比率は有職8.9%、無職33.9%
子どもとだけ一緒にいた時間20時間以上の比率は有職3.0%、無職23.7%
生活時間からみた育児不安得点
(有職 ― 無職)
タイムプレッシャからみた育児不安得点
(有職 ― 無職)
有 職
無 職
自宅にいた時間
16時間未満
16時間以上
16時間未満
16時間以上
2.51
(N = 80)
2.44
(N = 49)
2.44
(N = 41)
2.51
(N = 125)
子どもとだけ
一緒にいた時間
16時間未満
16時間以上
16時間未満
16時間以上
2.47
(N = 118)
2.55
(N = 16)
2.45
(N = 99)
2.54
(N = 73)
家事労働時間
6時間未満
6時間以上
6時間未満
6時間以上
2.55
(N = 73)
2.38
(N = 57)
2.44
(N = 53)
2.52
(N = 120)
自由時間
2時間未満
2時間以上
2時間未満
2時間以上
2.57
(N = 97)
2.26
(N = 37)
2.55
(N = 115)
2.38
(N = 60)
(※) N = 該当回答数
有 職
無 職
いつも
+
かなり
ときどき
+
ほとんどない
いつも
+
かなり
ときどき
+
ほとんどない
時間に
追われている
2.64
(N = 77)
2.28
(N = 57)
2.70
(N = 56)
2.40
(N = 119)
自分の行動が
中断される
2.79
(N = 44)
2.34
(N = 90)
2.69
(N = 61)
2.39
(N = 114)
(※) N = 該当回答数
生活時間からみた育児不安項目
(無職)
下記育児不安項目の回答が 「よくある」、および「時々ある」を対象
自宅にいた時間
16時間未満
(N = 41)
16時間以上
(N = 125)
同じことの繰り返し
48.8%
70.4%
子どもとだけ一緒にいた時間
16時間未満
(N = 99)
16時間以上
(N = 73)
自分一人で子育て
24.2%
38.4%
同じことの繰り返し
59.6%
72.6%
(※) N = 該当回答数
「時間に追われていると感じるか」
からみた育児不安項目
「自分の行動が中断されていると感じるか」
からみた育児不安項目
下記育児不安項目の回答が 「よくある」、および「時々ある」を対象
有 職
無 職
いつも
+
かなり
(N = 77)
ときどき
+
ほとんどない
(N = 57)
いつも
+
かなり
(N = 56)
ときどき
+
ほとんどない
(N = 119)
自分一人で子育て
28.6%
15.8%
50.0%
21.8%
同じことの繰り返し
70.1%
47.4%
83.9%
56.3%
がまんばかり
54.5%
26.3%
76.8%
35.3%
(※) N = 該当回答数
下記育児不安項目の回答が 「よくある」、および「時々ある」を対象
有 職
無 職
いつも
+
かなり
(N = 44)
とときどき
+
ほとんどない
(N = 90)
いつも
+
かなり
(N = 61)
ときどき
+
ほとんどない
(N = 114)
自分一人で子育て
45.5%
12.2%
39.3%
26.3%
同じことの繰り返し
77.3%
52.2%
82.0%
56.1%
がまんばかり
65.9%
31.1%
70.5%
36.8%
(※) N = 該当回答数
【 その3の結論 】
◎
母親の職業の有無によって、生活時間・タイムプレッシャに相違がある
◎
子どもとだけ一緒にいる時間が長いと育児不安得点が高い
◎
自由時間が短いほど育児不安得点が高い
◎
タイムプレッシャが強いほど育児不安得点が高い
◎
生活時間、とくにタイムプレッシャは特定の育児不安項目と関連する
本共同研究のまとめ
●
専業主婦である母親の育児不安が高く、有職の母親の育児不安が低いという結果は得られなかった。
●
生活時間やタイムプレッシャによる育児不安分析の結果から、専業主婦が感じる育児不安と有職の母親が感じる育児不安が異なる可能性が示唆された。
これは、「 困っていること 」の自由記述の違いからも推測できる。
●
母親の職業の有無と育児不安得点の直接の関連はみられなかったが、育児不安の高低と育児リフレッシュとの関連はみられた。
●
多くの母親が育児リフレッシュを望んでいるなかで、育児不安の高い母親は、とくに常時のリフレッシュを望み、テレビや飲食などによってリフレッシュを図る比率が高かった。
●
育児不安の低い母親のほうが、リフレッシュの効果を認知する割合や育児肯定感得点が高かった。
本共同研究の今後の課題
●
母親の職業の有無による育児不安のなかみの相違の検討
●
有職の母親のタイムプレッシャを減少させる方策の検討
●
専業主婦の育児不安を減少させるためには何が必要かの検討
●
育児リフレッシュを政策的にどのように提供していくかの検討
現在、この結果に基づいて
「 ふくやま子育て5人組 」
を設計し、取り組んでいます。
2008.7 in Switzerland (スイス・ルツェルン国際家政学会会場近くにて)
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母親の育児不安
母親の育児不安 1歳半健診にて
福山市保健所1歳半児健診および3歳児健診時のアンケート結果にもとづく、
「 広島県福山市における子育て支援ニーズと共同保育プログラム 」についての研究結果を報告します。
研究内容
【
研究者
】
広島大学
今川真治
広島大学
平田道憲
福山市立女子短期大学
正保正惠
福山市立女子短期大学
田丸尚美
(敬称略・順不同)
【 研究題目 】
その1
1歳半健診時アンケートにおける子育て支援ニーズ
その2
1歳半健診と3歳健診における子育て支援ニーズアンケートの比較
報告その1 1歳半健診時アンケートにおける子育て支援ニーズ
【
目 的
】
広島県の地方中核都市である福山市において、1歳半の幼児を持つ母親の子育て支援ニーズを探り、就労状況などの要因と育児不安やリフレッシュとの関連を検証する。
【
方 法
】
福山市保健所の1歳半児健診の案内時にアンケートを同封し、健診時に回収。
調査時期
2009年7月〜9月
配布数
465
回収数
310
回収率
66.7%
そのうち、回答者が母親で、
育児不安
項目
に
欠損のない、286票を分析の対象とする。
【
結 果
】
母親の就労状況
母親の就労状況と育児不安の関係
リフレッシュしたいと思うことがあるか
( いつもしたい + 時々したい )
他者とのコミュニケーションに
自信があるか
育児仲間を持っているか
育児ネットワークを作る場があればいくか
育児ネットワーク作りに必要な条件
/参加の制約
1歳半児を持つ母親の
子育て支援ニーズ
育児不安高群
育児不安低群
知らない人との関係作りが面倒
ストレスがないので必要を感じない
知らない人と交際を始めるのは苦手
曜日・時間が指定されては無理
普段から外出が少ない
子どもの健康が不安
経済的支援
50%
夫の長時間労働の緩和
31%
再就職へのサポート
21%
一時保育の充実
21%
【 報告その1のまとめ 】
●
従来の多くの研究と同様、専業主婦に育児不安が高い傾向が認められた。
●
育児不安の高い人はリフレッシュの機会が多いことを望んでおり、リフレッシュの機会の少なさが、育児不安に繋がっている可能性が示唆された。
●
また育児不安の高い人は、自分のコミュニケーション能力に自信がなく、育児仲間を持っていないが、積極的に育児仲間を増やそうとする意志も持っていないことが明らかとなった。
報告その2 1歳半健診と3歳健診における子育て支援ニーズアンケートの比較
【
目 的
】
1歳半健診と3歳健診の母親の子育て支援ニーズアンケートを比較する。
◇ 就労状況
◇ 育児不安
◇ リフレッシュ
など、子育て支援ニーズの背景にある要因を比較することを目的とする。
【
方 法
】
■ 1歳半健診については、
報告その1
のとおり
■ 3歳半健診について
福山市保健所の3歳半児健診の案内時にアンケートを同封し、健診時に回収。
調査時期
2008年7月〜8月
配布数
480
回収数
376
回収率
78.3%
そのうち、回答者が母親で、
育児不安
項目
に
欠損のない、319票を分析の対象とする。
【
結 果
】
母親の就労状況
育児不安
育児不安得点の分布
就労と育児不安
( 得点が平均より高い比率 )
きょうだいの有無
きょうだいの有無と育児不安得点
リフレッシュしたいと思うことがあるか
( いつもしたい + 時々したい )
「時間に追われている」と感じる
( ほとんどいつも+かなり )
育児仲間を持っているか
育児ネットワークを作る場があればいくか
子育て支援ニーズ
1歳半健診
3歳健診
経済的支援
夫の長時間労働の緩和
再就職へのサポート
一時保育の充実
【 報告その2のまとめ 】
●
1歳半健診の母親と3歳健診の母親を比較すると3歳健診の母親のほうが少し育児不安が高い。
●
それに関連して、1歳半健診の母親のほうが育児ネットワークに対して少し積極的である。
●
しかしながら、子育て支援ニーズに関しては両方の母親とも同じようなニーズをもっている。
【 報告その2の課題 】
●
育児不安に関して、以下のことについてより深く追究していくことが課題である。
●
こどもの年齢と育児不安との関連
●
きょうだいの有無(こどもの人数)と育児不安との関連
●
母親の就労と育児不安との関連
●
母親の状況に合わせた育児支援プログラムの開発
この内容は、2010年5月(社)日本家政学会第62回全国大会(広島)にて発表したものです。
正保宅のメイ
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